大 東 Q&A

 

Q: 鉄はなぜ錆るのか ?
A: ● 基本的には次のような、簡単な電気化学的理論によって説明することができます。

1. Fe(金属) → Fe2+(2価鉄のイオン) + 2e-(余った電子)
  (鉄から2価鉄のイオンが溶け出る)
2. H20(水分子) + O2(空気中の酸素) + e- → OH-(水酸化イオン)
  (水分子と空気中の酸素と上のイオン化で余った電子との間でアルカリ性を示す「水酸化イオン」ができる)
3. 1.と2.が 隣り合って起こるから互いに生成物が反応し合って2価鉄の酸化物が副次的にできる
  Fe2+ + 2OH- → Fe(OH)2

● 2価鉄の水酸化物は純粋に作れば真っ白のコロイド状物質であることが知られていますがこれは、極めて反応しやすくすぐに酸化されて着色してきます。このときにできる化合物が「錆」の成分になります。

1. は一種の酸化反応であり電気化学の分野では「アノード反応」と呼ばれ、
2. の反応は電子を受け取って負電荷の水酸化物イオンを作るので一種の還元反応であり「カソード反応」と呼ばれる。
3. が電気的中和ということになり錆が発生するには必ず「アノード反応」と「カソ ード反応」が組になって発生しているということである。
これを防ぐと云うことを「防錆」といいます。
どちらかを抑えることができれば全体の錆反応は抑制されるか、停止する。
これこそが根本的な「防錆」の考え方でありこのことから「亜鉛」が鉄の防錆に使 われるという訳であります。

かなり短絡的で乱暴な説明ですが、鉄に密着した亜鉛は自ら腐蝕する(イオンになって溶け出す)ことによって、鉄を腐蝕(さび)から守る働きがあるのです。
このような亜鉛の働きを犠牲アノード(犠牲陽極)といい、この防蝕原理をカソード 防蝕(陰極防蝕)といいます。


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Q: 壁の傷み具合はどのように診断するのですか ?

A:  ほとんどの測定は目視に近い方法で判断されます。塗膜(塗装面)にカッターで入れた切り口に貼ったガムテープを剥がしたときの塗膜の剥がれ具合によって密着度の判断をしたり打診棒で叩いてみてモルタルの浮きを耳で判断したりする事もあります。
もちろんphコンパレーターや膜圧計のような判定用の機器を使用することもあります。
(1) 一次判定 目視により判断
  二次判定 クラックスケールを用いてひび割れ幅を測定する
(2) モルタルの浮き 目視および打診棒を使用して判断する
(3) モルタルの欠損 目視によって判断する
(4) 素地の破損 目視によって判断する
(5) 躯体の中性化 コア抜きドリルでコア抜きを行い、清掃する
    フェノールフタレイン水溶液を塗布後、表面から発色部分までの長さを測定する
(6) 漏 水 目視により判定する
(7) シーリング材の劣化 目視により判断する
(8) 壁紙の劣化 目視により判断する

以上は壁の劣化判断ですが壁を覆っている塗膜の劣化は下記のような測定をします。

(1) 塗膜の汚損 一次判定 見本板または、#600 研磨紙で軽く表面を研いで汚れを取り除いた部分と汚染部を目視により比較する
    二次判定 見本板または、#600 研磨紙で軽く表面を研いで汚れを取り除いた部分と汚染部との色の違いをグレースケールで比較する
(2) 変退色 一次判定 見本板または、#600 研磨紙で軽く表面を研いで変退色層を取り除いた部分と変退色部を目視により比較する
    二次判定 見本板または、#600 研磨紙で軽く表面を研いで変退色層を取り除いた部分と変退色部との色差(△E) を測色色差計で測定する
(3) 白亜化
(チョーキング)
一次判定 塗面を指でこすり紛状物の付着で判定する
    二次判定 チョーキングテスターを用いるか、黒ビニールテープを粘着させ静かに剥がした面を日塗検評価 基準と比較する
(4) はがれ 目視により判定する
(5) ふくれ 目視により判定する
(6) サ ビ 目視により判定する
(7) 付着力低下 一次判定 塗面にカッターでXカットを入れ、セロハンテープ又は、ガムテープを接着させて強く剥がし剥がれ状態を目視で判定する
    二次判定 付着力試験器を用いて付着力(kg/cm2)を測定する


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Q: 壁の塗装と塗装やサビとどういう関係があるのですか?
A:  コンクリートは施工直後にはph10〜13 と強アルカリ性を示しているものです。
このため鉄筋コンクリート中の鉄筋にはサビが発生しにくい状態が保たれています。
しかし、月日が経つにつれて外部からの汚染(酸性雨・二酸化炭素)によりphが低下し、鉄筋の腐食が発生します。外敵から建物を防ぐ役目をするのが塗膜です。
鉄筋にサビが発生し、鉄の容積が膨らむと壁にひび割れなどが生じて、建物の寿命を縮めることになります。壁からサビがにじんでくるようになるとすでに、建物はこの状態に陥っているということがいえます。
この様な状態になってしまうと補修は大変大袈裟なものとなり、

  1. 発サビが想定される箇所の壁を取り除き、鉄筋を露出させます
  2. 発サビしている鉄筋のサビを取り除き、浸透性防錆塗料で処理し
  3. エポキシ樹脂モルタルを充填する

といった躯体本体を補修する大工事を施さなければならないということになります。


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Q: 防水にはどのような種類があるのですか ?
A: アスファルト防水
ウレタン防水
ゴムシート防水
塩ビシート防水

などがあげられますが、エポキシ注入や塗装も防水の役目をします。



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